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toshihiko nishida :::Savor:::

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2009年 06月 18日

知の技法

10年以上前からある東京大学出版会が出した本を読む機会があり、読みました。

いわゆる、学問の行為論ともいうべきものらしいです。



翻訳、解釈、構造、検索、比較、関係、表現の技術などなど。

基礎的な学問へのアプローチの指南書ともいうべきものがかもしれません。


この本で考えさせられたのは、「人の認識の多様性」について。



学問という行為は、様々な条件、世界、考え、背景、実証などなどを使って認識が構築されて、真実を求めるために追求されます。

そこに目的があるものは学会などで発表されたりと。

学問ではなくても人の認識や想像の自由性は存在します。

そして、個人レベルですべて違うということ。


つまり、人間ひとりひとりの認識の世界が人の数だけ存在する。。。


そんな認識の総和が目の前の社会を作っている。。。


いい方を変えれば、目に見えないもの、幻想が今、目の前の世界、社会でもある。。。


社会は人の認識の総和が変われば、移り変わっていく。。。


今は政治でも仕事でも、生活でも、学問で、アートでももあらゆる分野で、認識の総和が変わっていく時、時代変化を体感する時かもしれません。




1冊の本で、えらく認識が広がってしまいました笑
知の技法_b0098259_20522296.jpg


by nisida3t | 2009-06-18 20:51


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