10年以上前からある東京大学出版会が出した本を読む機会があり、読みました。
いわゆる、学問の行為論ともいうべきものらしいです。
翻訳、解釈、構造、検索、比較、関係、表現の技術などなど。
基礎的な学問へのアプローチの指南書ともいうべきものがかもしれません。
この本で考えさせられたのは、「人の認識の多様性」について。
学問という行為は、様々な条件、世界、考え、背景、実証などなどを使って認識が構築されて、真実を求めるために追求されます。
そこに目的があるものは学会などで発表されたりと。
学問ではなくても人の認識や想像の自由性は存在します。
そして、個人レベルですべて違うということ。
つまり、人間ひとりひとりの認識の世界が人の数だけ存在する。。。
そんな認識の総和が目の前の社会を作っている。。。
いい方を変えれば、目に見えないもの、幻想が今、目の前の世界、社会でもある。。。
社会は人の認識の総和が変われば、移り変わっていく。。。
今は政治でも仕事でも、生活でも、学問で、アートでももあらゆる分野で、認識の総和が変わっていく時、時代変化を体感する時かもしれません。
1冊の本で、えらく認識が広がってしまいました笑