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toshihiko nishida :::Savor:::

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2009年 06月 21日

綱渡り男

先日、シネマ5の試写会へいく機会がありました。

[man on wire]

ドキュメンタリー映画ですが、とても編集が気がきいてます。
というか面白い。
マイケル・ナイマンの音楽と映像のコントラストもかっこいい。

これはプティというフランスに住む大道芸人(綱渡りが得意)が
1974年に今は無きワールド・トレード・センターのツインタワーに
ワイヤーを張り、地上からの高さ約400mの場所で長時間の綱渡り(45分間で8往復)を
敢行したという、、、面白い事実のお話です。

もちろん犯罪なのですが、当時も犯罪かアートかという話題があったようです。


この映画で、心に残ったのが
主人公フィリップの死生観。
もし、綱渡りで死んだら、それはそれで美しい。アートなのだ。と。
それ以降、彼から、死の恐怖に対するコメントは出てこない。


この人、人生がものすごくシンプルにできてます。
「出来る」と思い込んでいる事だけが出来る。

そういった認識をもっていたら、死に対する恐怖は、ものすごく小さくなってしまうかもしれない、人間ってすごい。。。と気づかされた映画でした。


死の認識にしろ、ひとそれぞれです。
ということは、人間は認識の持ち方で考え方、行動、人生大きく変える要素を常に持ちながら生きている生き物といえるかもしれない。

そんなことを考えながら
自分の世界、人生のあらゆることの認識について、すごく考えるきっかけを与えてもらえいました。
プティさんの一言「人生は何でも挑戦する事に価値がある」に乾杯!!
人間の可能性を感じることができるすばらしい映画です!!

シネマ5で7月16日よりロードショーーーー。

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by nisida3t | 2009-06-21 21:44


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